石とインド人との狭間で不思議な流れが起きた1日。

b0083405_14124955.jpgピンクシティと呼ばれる町。ラジャスターンの入口の州都。砂漠の入口。
初めてやって来た!今回の目的は石のショッピング!

旧市街の中だけがピンク色になっていて、ツーリスト向けのお店もだいたいこの中にある。
ジャイプールはけっこうでかい。私が泊まっていたバスターミナルエリアと旧市街はとてもじゃないけど歩ける距離じゃない。涼しいならともかく、昼間は暑くて死んでしまいそうになる。ここはある程度お金を出さないといけない町、と思った。計10回以上オートリクシャーのタクシーに乗ったと思う。


b0083405_14134921.jpgという流れで、400ルピというちょっと高めのホテルに落ち着いた。最後だしね、少しは贅沢してもいいだろ~?天井の屋根のファンに加え、別付けのガーガーうるさい強烈なファンに、さらにエアークーラーというACとは別の(温度が低くなるわけではない)クーラーも付いている。ルームサービスだってある!
隣のホテルに屋上にあるイタリアンレストランだって本当にうまい!ピザなんて本気の釜焼き!

エアインディアやらで手こずっていたせいで、ジャイプールで使える時間が丸1日だけになってしまった。
旧市街を歩いていても本当にかわいいものがいっぱい並んでる!アクセサリーも他の地では見ないようなかわいいデザイン。靴もかわいいので、ついつい2組買った。(アクセサリーは買わなかった!後悔!)毎度、帰国してから(なんで安い国でもっと買わなかったのだろうか?)と後悔するんだけど、ジャイプールこそまさにそういうところだった。今回のインドでジャイプール、バラナシは買物天国ということに気が付いた。ジャイプールはお土産ものが生まれる場所であって、ディスカウントが可能であって、イスラムスタイルのお土産も多く、ジュエリーやラジャスターンスタイルのファブリックが多くある場所でもある。
買物以外にもたまには観光でもしてみるか?と思っていたけど、暑いしクラクラするので、入口で(やめた!)。結局今回のインドで観光らしいことをひとつもしないで終わった、。それからマックに行き、ご飯を食べてから宿に帰って一時休憩・・。はぁ、体力がもたん、、。

夕方また改めて出発。
今度は違うゲートから入ったせいか、現地人向けの店ばかりが並ぶ。香辛料でむせ、痴漢に気をつけ(午前中に腰を思いっきり触られたせいで)ながら歩くが、つまらない。
途中、話しかけてくる1人のインド人。私が聞きもしないのに、石はここをもっと先行って右に行ったところにあるよ、と私がまさに求めているものを教えてくる。不思議なもんだ。
彼もやり手。他をすすめながらも、ごくごく自然に彼の店に行くことになった。来なくてもいいし、来てもいいよと言う。

彼はジュエリーのデザイナーらしい。お店は工場と販売の両方をしていて、規模もそこそこ大きい。石を作る過程も見せてくれ、石を大雑把に削るところから、最後のフィニッシュまでの過程を見せてくれる。おもしろそうな仕事~!
ジュエリーやら石やらを自動的に見せてくれる。彼の兄弟の奥さんが日本だからか、何かと日本人が好む手段でいろいろ見せてくれる。
「買っても買わなくても友達のままだよ。」
「自分の家だと思って、見たいものは勝手に出して見ていいんだからね、遠慮はいらないよ。」

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彼の店はけっこう高い方の店だと思った。私は今までリシュケシュでも石屋巡りをしていただけあって、なんとなくではあるけどある程度の相場は分かっていた。店によって値段はまちまちだった。確かに彼の出す商品は価値が高いのばかり。最低でも200ルピぐらいはする。今まで見た中では平均すると100ルピぐらいで買えたのに。でも彼曰くは工場なのでとても安く提供できるんだよと言う。日本人の何人かもここで大量に仕入れて日本で高く売っているんだよと言う。私はまぁ、高いと言っても日本円で考えればそんな高くもないし、本当に質は悪くはなさそうだから少しぐらいはいいだろうと思い、アメジストとムーンストーンだけ買った。1000円ちょい。高いだけあって、石も小さめ、。

そこから出て彼と別れの挨拶をしていると、また別のインド人がやって来た。少し話すと仕事の話になる。私がマッサージ師だったと言うと、自分もそうだと言う(今回の旅で3人のマッサージ師に偶然出会った)。彼は身体に直接触れるマッサージもするが、女性のためにマントラだけを使ったヒーリングもすると言う。さらに、
「あなたに贈り物をしたい。あなたはスペシャルな人だ。」
ちょっと怪しいし、何より時間がないので早く切り上げたい私。時間が限られてると伝えてもなかなか譲らない。ショッピングがしたい?分かったじゃ、リストを挙げてみてごらん。え?何でって?知り合いの店に行けば話も早いし、ディスカウントもできるかもしれない。店の友人が来るまで待てない?分かった、じゃ、この彼に連れてってもらいなさい。(行ってみたが、大したことなかった。)
あ、あと贈り物。大丈夫心配することない。私はお金に困ってないんだ。国もね、(カウント中)10カ国も行っているんだから。ホラ、これ。サンダルのラーフィングブッタ(笑うブッタ)のペンダントだよ。君がずっと笑顔でいることを願ってね! あ、大丈夫だよ。僕には妻がいて、ホラ、ハートにも彼女の名前のタトゥーを入れているんだから。
本当に暇だったのか、実はくどいていたのか、私のことを人として本当に気に入ってくれたのか定かじゃない。とっても親切に世話を焼いてくれたこの人。目には見えない部分で彼は私の印象に残り、いただいたブッタペンダントは今でもよく身に付けてる。

ようやく人から解放され、また路地に戻る。もう日も暮れてきた。あぁ買物がぁ。まだクリスタルも他の石も買ってない、再びあのツーリストエリアにも戻りたい、。
するとまた別のインド人。今度は話しやすい感じの若めの人だ。また何も聞かないのに、石の売っているエリアを教えてくれる。そして、また自然の流れで彼の店に行くことになった。彼もまた日本人の友達がいるという。
彼の店は一見普通の民家かと思うような奥まったところにあった。サイズも小さく、手前には寝床まである。ちょっと怖いなと思ったけど、すぐに白人女性の2人組みが入ってきたので安心。狭いので私はなぜかカウンターに入れられ、「一緒に商売してくれ」と冗談を言う。彼女達はスペイン人で、彼はぺらぺらにスペイン語を話してる。聞くとスペイン語とフランス語も話せると言う。さすが世界の商売人!
私はクリスタルが欲しかったけど、店内には置いておらず、「ちょっと待て。すぐにここに持ってこさせるから」コール。なかなか話しやすい人だったのと、おもしろかったのが理由で30分が経過した。
もう待てない、と思った私はまた戻ってくるという手を使って外に出た。はぁ、ここはよくつかまる、。

するとまたすぐに別のインド人がやってきた。もうこのエリアは石エリアなので、歩いていれば必然的にそういうものを探していることがばれる。何を探しているという質問にクリスタルと答えると、じゃ、とりあえずこの店にと、すぐ近くの中ぐらいの大きさの店に連れてこられた。今度のインド人は中年の人で、特別ばーばー喋るわけではなく、必要な情報だけを聞いてくる。いい。歩くのが早い、ついていくのに苦労する。
連れてこられたその店には確かにクリスタルはあったけど、超天然のもので中が曇っているものばかり。色も茶色い。すると私が気に入っていないのが分かると、今度は違う店に連れて行くと言う。
自分で分かれば自分で店を選んで行けるのだけど、路面店は規模が小さいし、軽く覗き込んでも石だけ売っている店はないように思えた。なので、ここはコミッションを払ってでもインド人に頼るしかないのかもしれない!と思ったのだ。

連れてこられたのはまさに理想の店!棚には石の名前の書かれた箱がずら~っと並び、無秩序に石が飾られ放り出されている。試しにクリスタルの値段を聞くと、なかなか安い!私が欲しかったのは手に握り締められるペンシルタイプのクリスタル。すると、例のインド人が隣で、これは先っぽが少し欠けているのであとで壊れる可能性がある、とか指摘してくれる。10個ぐらい出してくれるうち、2個だけ選び、突然日本語で「こっちはいらない」と言ってきた!
??なぜに?「どうして私にヘルプしてくれるの?」と聞くと、「こういうことが好きなだけだ。私は経験が20年ある。」うへ。
入った店は彼の友人の店でもなく、ただちょっと知っているだけとの事。コミッション目的?ナンパ?そんな不安が頭をかすめたけど、彼の真面目さにそんなことも忘れてしまった。

マラカイト!ターコイズ!
要望すると、た~くさんの石が出てくる。彼が、
「君ならどう選ぶ?」
と聞いてくるので、これかなぁ、って感じで選ぶと、
「じゃあ私が君のために選ぼう」
と言って、50個近くある石の中から2個ほど選ぶ。マラカイト(緑色の石)は白色が多いほど良くて、かつ模様の縁が右回りだといいらしい。ターコイズは(私にとって)気持ち悪い柄のがいいらしい。全く分からなかったけど彼の言っていることは確かにそうなんだと思って、それらを選んだ。間違ったのを買うと、ヒーリングに使った時ネガティブエネルギーになってしまうんだよと言う。彼はただの商売人だけどヒーリングにも通じていて、いろんなアドバイスをくれる。この石はハートチャクラにとか、この石はヒーリングに合うとか云々。
計3500円ほど買物した。石は10個以上ゲット!

それにしてもこの人は、、?
本当に少しではあるけど、小声で日本語で話してくるし。「高い」「これいらないね」「これいい」とかいった具合。選ぶものは決して高いものじゃない(全商品石ごとに定価が同じ。ただ重さで変わってくる)し、それぞれの石の値段も紙に書いてくれると言う親切さ。
店の店員とも決して仲良いわけではなく、適当に石を扱う彼らに対してそのインド人は石に敬意を払っているような感じ。お店のボスは他のインド人客の相手をしている。(ボスは英語も達者で、確かに彼ぐらいに知識を持っていそうだった。でも店の人なので悪い石をあえて私に勧める可能性がある。)私を相手にしているインド人は若く、まだ石をよく分かっていない感じなので、その人がどの石をダメといってもいいと言ってもお構いなし。無関心なのだ。彼で良かった!私はめちゃラッキーなのかも!!
聞くと、1年のうち3ヶ月はダラムサラの店にいるとのこと!おお、私のダラムサラにいる?!(笑)
これも何かの縁、、。

すっかり遅くなったけど、かなりほくほくの私、。
(石は買ったけど、まだアクセサリーやバックは買えなかったケド)
最後どうしよう、、と思ったけど、彼がスマートにオートリクシャー乗り場を教えてくれ、普通に別れとなった。お金も請求してこないし、迫っても来ない。本当に彼は紳士だった。(確かに格好もきちんとしてる。きっとお店のオーナーもやっていて、輸入業もしているからお金持ち)私から切り出してようやく名刺をもらうほど。チップを払っても良かったけど、逆に失礼じゃ?と思い、それは控えた。
自分のメリットはないのに、長い時間私に付き合っていい石を選んでくれた上に、なんの見返りも求めてこない。なんなんだ~この人は!?どこかで彼にコミッションがいく!?
きっと、本当に親切心からしてくれたんだろうと思う。それに私が気に入ればまた何かの縁があって私が大量買いするかもしれない、とかあるのかもしれない。本物の商売人なのだ。イスラム世界(ジャイプールのほとんどはヒンドゥー教のようだけど)は客を人を親切にすることから、いい商売に繋がるというジンクスがあるのかもしれない。

といろんなことが一気に起こった!
今回のインドの旅ではミラクルはあまり起きなかったし、事の流れみたいなのがフツウだっただけに嬉しい!インドはそう、本来こんな流れで物事が進んできた。旅の終盤でようやく目に見えないエネルギーの流れや直観が働いてきたように思える。
結果オーライ!宝物がまた増えたのだった!!
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by mayupura | 2009-08-13 14:12 | インド

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