この感動を聞いて欲しい!!

オフリドはホテルじゃなくてプライベート・ルームに泊まるのが主流になる。部屋が2~3部屋にキッチンやバスルームが付いて一人5~10ユーロと疲れた旅人の心を癒すにはもってこい!の場所だ。

バスを降りると、早速うじゃうじゃとプライベート・ルームの客引きに囲まれた。現地人にはなぜか声を掛けずに、唯一の外国人の私だけが集中攻撃だ。みんなみっともないぐらいの「我を我の」攻撃で引いてしまう・・・。みんな5ユーロと値段は一緒なので、信用できそうな?赤ちゃん連れの夫婦の家でお願いすることにした。後から考えてみるとこれも作戦の一つだったんだろうか・・・。

名前はアントニオさん(旦那の名)と言う。確かにここはプライベート・ルームがある。だけどなぜか通された部屋はリビング。??と思っていると、旦那の長い観光案内話が始まった。たぶん彼はこういうをするのが大好きに違いない。聞いてもいないことをペラペラとしゃべり出す。最初は少しは仲良くならないとなぁと思い、おとなしく聞いていたが止まらない。ついには立ち上がり一旦は話を終わらせたのだけど、今度は違う部屋にて違うガイドブックを参考に再び始めた。いい加減にして~~。

聞くところによると、プライベート・ルームの方はマケドニア人により占領されており、私の泊まるスペースはないらしい。だからリビングなのだ。リビングは広くて奇麗で素晴らしい。が、落ち着けない!ベッドはソファーを解体すれば立派なベッドに変身するし、宿としては充分成立する。だけど何かが違うのだ。って言うか、こんな部屋なら最初はから客引きなんかするな~~。これじゃプライベート・ルームじゃなくて、ホーム・スティだ。

翌日、泊まっていたマケドニア人らが出ると言うので、部屋をチェンジしてもらうという話でまとまった。掃除も済み、部屋に案内してもらっている時のことだ。
ベッドはさすが9人も泊まっていただけのことはある。ベッドはいっぱい。キッチンもバスルームもある。
「ここは広い。あなた一人ではもったいない。普通なら5ユーロじゃ泊まれない。7ユーロぐらい出せないかしら?」
と言い出した。でも最初に5ユーロと言ったのは向こうである。
それ以外にも不満はあった。作ってくれた朝食は大した量じゃないのに100ディナール(約200円)も取られたし、警察により旅行許可書を届けなくてはならないとお金を150ディナール取られたし。(嘘ではないけどなくても全然良いらしい。)夜に帰ってくればチャイムを鳴らしても誰も出ない。トイレバスは家族と共同で憧れのバスタブにはとてもじゃないけど入りにくい。
特別悪い人たちでもないし、私にももちろん非はあると思うけど、相性が合わない!差額の2ユーロにこだわるわけじゃないけど、ここはもはやお金の問題じゃないのだ。もうそこを出る決心が固まった。

喧嘩越しのままそこを離れ、バックパックを背負ったままアップダウンのある坂を勢いよく歩きだした。昨日から軽く下見していた辺りを狙ったのだ。アントニオさんのところはメイン・ストリートから近くて立地的には良いけど、湖が見下ろせる静かな場所にもアコガレを抱いていたのだ。
2、3軒見て回ったが、素敵だけど値段が高い。一人だと高くつくのだ。仕方なくもうちょっと頑張っていると、少し古い造りではあるものの素敵なおばさまが出迎えてくれたプライベート・ルームに出会った。お金に神経質になっていた私が会った瞬間にいくらか?と聞いていたのに対し、おばさまは「Nice to Meet You.My name is...」と挨拶してきた。おお、神よ。。。

そこは本当に素晴らしい!2階のダブルベッドがある部屋を提供された。湖や町並みのナイスビューが見渡せるベランダ付きだ。マジで見晴らしがいい。こんな眺めのいいベランダはかつてあっただろうか?
おばさまはそもそも清潔好きなこともあって、全部ゴロ~っとだらしなくできる環境にあり。プライベートも保てるし、寂しくなれば話好きのおばさまと話すのも良し、落ちついている長女と話すのも良し。
私はもう本当にここが好きになってしまった。

部屋のベランダから見える光景。ステキ・・・くふっ。


夜、1年以上振りにお風呂に浸かった・・・。ああ、私って日本人だったんだって本気で思った。ふふふ・・・・まさにさいこう~~~!日本人ってほんと、お風呂に入らないとダメなのねぇ・・・。
すっかりリフレッシュし、ご飯を作ろうとしていると、なぜかおばさまが私の買ってきた野菜を切ってくれてる。ここには唯一キッチンが付いていない。なので自分のミニポットとコイルヒーターでトライしようと思っていたのだけど。事情を知ってか、自分たちのキッチンで作ってくれようとしているのであった。キッチン付近には仕事から疲れ帰って寝ている旦那さんもいるし、私を中には入れられない事情からなのだろう。その野菜切りの続きは自分でやったものの、炒めたり茹でたりする作業は全部やってくれた。もちろんタダよって。アントニオさん宅とは雲泥の差だ!コーヒーやお茶などいつでも入れてくれるし、何て言っても心ですな。心気遣いが本当に素晴らしい。結局ホームステイっぽくなってはいるけど、本当ここを見つけられて良かったと思う。客引きに捕まるのもいいけど、日程に余裕があるなら是非是非自分の足で探して欲しい。立地だけが全てじゃないし、街から少し離れるだけでナイスビューのプライベート・ルームはたくさんある。湖はどこまでも美しく、緑は心を癒し、バスタブはリフレッシュさせてくれ、人は親切で心温めてくれる。

ここは本当にいい。
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by mayupura | 2006-05-19 20:12 | ヨーロッパ

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