マケドニアの田舎を行く。

朝、オフリドを出た。
ケイコちゃん、ユッコちゃん、タクさんが送ってくれた。なんだか見送られることが最近やたら多い。タカとの別れ、イスタンで美容師カップルに、ソフィアではせかたびさんに見送られた。そして今日もまた。見送ってもらえるのはとっても嬉しいのと同時に切ない。旅は出会いと別れの繰り返しなんだ~って改めて思い知らされる。

オフリドからギリシアへはベトラという少し南へ行った小さい町までバスで行き、その後すぐ近くにある駅からテッサロニキ行きの列車があると、オフリドの宿の娘さんから聞いていた。オフリドからベトラ行きは一日に何本か走っている。
ベトラに着いたのは昼。とりあえず、バスのカウンターにて
「テッサロニキ?」
と聞くが空しくも
「No~~~!バスも列車もな~い!」
と、冷たいお言葉。
そ、そんな。そう聞いたのに・・・だ。

駅に行ってみると、80%寂れた駅で老人夫婦やジプシー風の人々がこの世を嘆くかごとく惚けて座っている。真っ昼間にもかかわらずチケットカウンターはビシッと閉められたまま。
タクシー運転手が言うには私が乗りたい路線は30年前に終わったらしい。だけど、最近号の歩き方の地図上では存在してる!最初は疑ったものの、みんなが声を合わせて「ない!」とおっしゃるので泣く泣く諦めたわけさっ。タクシーの運ちゃんは南のボーダーまで20ユーロで連れて行けると言う。でも高い、高すぎる。

一人で悩んでボーっと座っていると、英語の話せる親切なマケドニア人が私を救ってくれた。人生捨てたもんじゃない。ここから下のボーダーは列車が通ってないので、そこよりももっと東の路線上にある難しい名前のゲヴジェリジャ(Gevgelija)に行くことを勧められた。この路線はスコピエ~ギリシア路線で本数も多いし、ここからその町までへは3時間で着くと言う。でもさっき私が窓口で聞いたところによると、4時間半かかると聞いた。それをお姉さんに言っても、
「いいえ。そんなことない。3時間!べすとうぇいよ~」
と強いお勧めがあったので素直に従うことにした。一度スコピエに戻る案もあったのだけど、やはりそれは遠回り。それにわざと近道で来たのに戻るのは情けない!それで2時間後のバスで向かうことに決定した。
時間があるのでその親切なお姉さんがたらに車で市内まで送ってもらった。旧市街風の町並みでそれなりに風情がある。ただ目立つの目立つの・・・。私が通りをバックパックを背負いながら闊歩していると、かな~りの視線がヒットするのだ。こんなところに外国人が来ることなんて稀だろうし、中国人さえも寄り付かない町なんだろう・・・。もっとのんびり見たいけど視線が痛~い!

ベトラの旧市街。

バスは3時間では着かなかったものの、暗くなる前には到着できた。この一帯はすでに夏っぽくなっていて、日照時間がありえないぐらい長い。夜は8時もしくは9時まで明るいのに太陽が出るのは5、6時と普通だ。日本では考えられない日照時間だ。
列車が通っているゲヴジェリジャ(Gevgelija)の町はひたすら素朴だ。こんな辺鄙な場所にやって来るツーリストは少ないだろう。田舎とは言え、旧市街風のメインロードが走っていて、ここでもオープンテラスでのんびりビールやコーヒーを飲んでいる人々がいる。何だかんだ言ってもここはヨーロッパなんだなぁ。

ゲヴジェリジャの駅。

バスターミナルから駅までは10分ぐらいかかる。もちろん地図などないので、人に聞きながらである。こんな時、改めて人々に助けられて旅しているんだなぁと実感する。一人では旅もできなければ、生きてもいけないのだ。駅に着いてからも少し英語を話す男性とカップルと共に行動した。ギリシアの行き方を説明してくれたり、親切にも私の荷物を見てくれたりしていた。やっぱりマケドニア人は親切だ。

テッサロニキ行き電車はすごい空きようだ。隣の隣のコンパーメントでは酔っ払いが何やら騒いで叫びまくっている。たいしたことはないだろうけどちょっと怖い。
ふぅ、長かったけどようやくギリシアなのだ。国境ではなぜかマケドニアの出国スタンプをもらえなかった・・・。

■オフリド info

・フェリー50ディナールぐらいから可能。その他タクシーも安いらしい(未確認)。
・インターネット 40ディナール/1H 日本語使えないものが多い。
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by MAYUPURA | 2006-05-23 02:41 | ヨーロッパ

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