建築物に魅せられたローマにて。

ローマの滞在は3泊もした。ナポリやバーリを見て以来、すっかりイタリアの虜になりつつある私は、どこかの街で骨休みしながらイタリアに少しでも長くいようと企んだのだ。
ローマはすごい。教会は600年前に建てられたものなんてザラだし、遺跡も遺跡跡もかなりたくさん存在する。ローマ帝国はすっごいものだと知っていたつもりではあったけど、やっぱり本物はスゴかった。そして現在もなおたくさんの歴史が残されているのは本気ですごいと思う。コロッセオからヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂にかけてなんかスゴイ。目の前に広がるのは、遥か昔のローマ帝国の面影を存分に残した異空間だ。アミューズメントパークとは似ても似つかない(いやきっと作れない。)。長い時代、時間をかけて人々が作り上げてきたたくさんのエネルギーと歴史が詰まってる。きっと歴史やイタリアに興味がない人でも「あっ!」と少なからず感慨を持つんじゃないかと思う。パノラマに広がるその世界はほんとうにすごかった。時が止まっちゃったのかと思ったよ。(笑)

イタリアに来て以来、再び分かったことがある。私の志向は。
遺跡<自然<=建築物
だ。遺跡はさすがにアジアからヨーロッパに入ってくれば、デザインも趣きも全く変わってくるんで最初こそ楽しんで見物できる。だけど、とにかく途中で飽きる。どこのものでも最初は楽しめるけど、何度も見ているうちに全部同じように見えてきてしまうし、なんの感想もなくなる。自然はいい。滝や川、山、海。似たような地域も多いけど、その場所様々に見せてくれる「顔」がある。特に山は気持ちを落ち着かせてくれて好き。
そして建築物。はっきし言ってヨーロッパはすごい!(笑)小さなパーツだって職人が時間をかけて作っていて、それがごく当たり前に飾られている。窓枠、ドアノブ、ドアの上の彫刻などなど。時間とお金をかけて作ったものは何世代にも渡って保存していくというその姿が格好いい。
ギリシアは歴史ある国のはずなのに、建物が小奇麗すぎ。新しいものに目をかけてるタイプだね。例えば、白く塗ればいいって思ってる節がある。(笑)イタリアはその逆で古い建物がそのままに残ってる。特にローマはそうだ。私はわざわざ静かで細い通りに入って行く。そうすると両側にそれらの古く素晴らしい建物がずらっと続いているのが見えるのだ。とにかく格好いいんだ。

3日もいたので、観光という観光はほとんどした。
バチカン、コロッセオ、トレビの泉、スペイン広場、真実の口、パンテノン。1日目に行ったコロッセオを含むその周辺はとてもおもしろく見れたけど、最終日(列車の待ち時間を含む)の観光はちっとも楽しめなかった。ちょうど日曜日で、「ローマの休日」(実は前から計画していて、ブログのタイトルもそれにしようと企んでた・・・)を楽しんじゃえ~なんて思っていたけど、周りは人、人、人。スペイン階段を写真に撮っても、階段の敷地面積の半分以上は人で隠されている状態。あと、カメラに収めようと思っている人の前を気を使って歩くのも骨が折れる。みんなな~んにも考えていないので、人の邪魔になろうが余裕顔で立ち止まる。しょうがないけど、人で溢れかえりすぎるのは良くない。良いものも良く見えないのだ!ってことで有名な名所の半分は楽しめなかった。名所じゃなくて人を見に行ってしまったようだ。

■info

・インターネット 1.5euro/1.5minute 2.5/30minute~
・イタリアの長距離移動のメインは列車。バスもたまにあるらしいが、値段も高いし不便。
・エントランス代がかかる見所はあまりない。私はバチカン以外は一切払ってない。コロッセオなどはお金がかかる上に長蛇の列。外からでも楽しめるよー。

 


ある教会に入ったらちょうど結婚式の真っ最中だった。
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by mayupura | 2006-06-04 23:01 | ヨーロッパ

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