琥珀がある町。

最近、早朝着が続いている。今回は朝の4時着だ。クライペダのバスターミナルは親切にも朝の3時半から開いているので大変助かる。きっと冬場は外にいられないのだから、早朝に着いた人は開いてくれていないと困るだろう。今は夏で日中は暑いけど、朝方はかなり冷え込む。長袖を2枚着ても寒いぐらいだ。

クライペダの朝焼け。

トラカイと似ていてパランガも自然豊か。パランガは海沿いの町で、地元の人にとっては一大観光地。外国人より小旅行にやって着たリトアニア人の方が圧倒的に多い。ここは海に森と湖があって自然を楽しむにはいい場所なのだ。自然公園では鳥の合唱の声がこだまし、愛の並木道というすごい名前の通りでは森林浴を楽しめる。緑は深くてどこまで行っても続く。リトアニアは自然が多く残されているらしいのだけど、本当にそれを実感できる。
そういえば、人もいい。ヴィリニュスは何かと冷たい雰囲気があったけど、ここはさすがに「観光地のみ」というだけあって人が親切。そうでなくっちゃねぇ~。

ビーチの砂はとても柔らかい。鳴き砂と言うんだろうか、サラサラで粒子の細かいきれいな砂だ。大きな桟橋が掛かっていて、そこでは釣りをするおっさんも多い。そこを歩いて水平線を眺めたりしてた。
ビーチを歩いていると、リトアニア人が集まって太極拳?と思いきや、空手の練習中だった。掛け声が、「いち、にぃ、さん、しぃ~」だったのだ。こんな所で日本の言葉を聞くとはびっくりだ。

パランガは琥珀で有名な場所でもある。私が今回ここを訪れたのもそれが目的だったのだ。特別、石に興味があったわけじゃないのだけど、何千年もかけてできるという琥珀に興味をそそられたのだ。ここには専門博物館があり、その存在自体が珍しい。私は開館と同時に一番乗りで入館した。どれだけ気合が入っているか察しいただけよう。
中では琥珀の石はもちろん、琥珀のできるまでの図が展示されている。珍しい存在だけあってその数はかなりすごい。琥珀は採れる場所によって色、素材は様々。きれいだなっと思うのは中が透明で透けて見え、輝きを発しているもの。あとは葉や海草、貝を閉じ込めた琥珀。有名なのは虫が入っているものだけど、ずっと見ていると遠慮したくなる。小さい虫の集合はおもしろい(集まると虫に見えないし、細かい粒がいっぱいあるように見えてきれい。)けど、ゴキブリとかもあって勘弁して欲しい。虫や植物は琥珀が出来上がるその瞬間に閉じ込められたものである。その時の一瞬の姿が何千年も残っているのだからスゴイ。
石だけを見ていれば、ま、普通の石であることには変わりないのだけど、目の前のコレが数千年前にできたものだと思うと感動してしまう。
我が琥珀を・・・。土産屋で売っている物はもちろん本物で値段が高い。しかも、ほとんどのものが虫入りなので泣く泣く諦めることにした。古代の人たちはアクセサリーとして身につけ、パワーを琥珀たちから授かっていたらしいのだ。ああ、ロマンですねぇ。

クライペダに夕方戻る。朝着いた時に周りを見回して「ATMがないなぁ。」とは思っていたけど、ここに着いてからパニック。本当にない、ない!観光地であるパランガにはあったのだけど、足りない現地通貨はクライペダで下ろせばいいやっと軽く考えていたのだ。バスターミナルにも駅にもない。あのサラエヴォにさえバスターミナルにはあった。だけどここにはない。両替所もない。近くのYHで両替してもらえるかな?と軽い期待を持って入っっていったけどスタッフ不在。もうその頃には予定していた便は逃してしまっていた。仕方なしにバックパックを背負ったまま街の方へと歩いた。駅にもないぐらいだからそうそうない。銀行はあってもATMはない。ATMがあってもVISAが使えない、壊れている。そんな調子だ。途方に暮れ、よっぽどその辺のいいホテルに泊まってしまおうかとも血迷った。が、結局銀行にてユーロを両替するのであった。は~疲れた。クライペダよ、おかしいぞ。君は第三の都市ではなかったか?


琥珀(左)と伝統料理ツェベリナイ(右)

■info
・クライペダのYHは30Ltぐらいらしい。

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by mayupura | 2006-07-05 23:57 | ヨーロッパ

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