ウクライナの三都市。

キエフへ。
バスは町の外れに着いた。周りは田舎風景でのどか。ウクライナもよく「何もない」と言われるが、その通りかもしれない。でもずっとヨーロッパの都会巡りをしていた自分にとっては新鮮だし落ち着いていい。地下鉄だけど地上を走る電車の乗って、自然を眺めていた。

キエフは観光名所がたくさんあるようだけど、今回私は先を急ぐので、滞在のほとんどは駅だけという寂しい結果となった。駅は人でいっぱい。この国も人口が多いんだろうか。それとも単にドーナツ化現象か?ロシアと同様に酔っ払いが多い。駅の売店も半分以上は酒の販売だからすごい。この辺の人達のエネルギー源は絶対酒に決まってる。

リヴィウへ。
ここはプラハ、クラコフと並ぶハプスブルグ帝国の遺産を受け継ぐ町であり、歴史ありの情緒ありの雰囲気が溢れているのに観光地化がされていない。それがこの町の謳い文句みたいなもんだ。確かに外国人は少なく、のどかでいい意味で古臭い。何度も見た西洋の建築物も教会もここのものは良かった。最後の最後にいいものを見れた感じだ。特に中心を離れ、ぶらぶらっと修復されていない古い建物の間をぬって散歩するのは楽しい。こここそ本当にタイムスリップできるかもしれない。歩き方ではいつもこの「タイムスリップ」と各街を称賛しているけど、はあ?みたいなことも多いのだ。

オススメは少し郊外にある展望台。今まで見た中でも圧倒的に高い場所に位置し、旧市街どころか町の隅々まで見えてしまう。すっごいパノラマだ。旧市街と書いたが、ここから見てようやく私は旧市街にいたことが分かった。観光地化されていない町並はどうも=旧市街という気がしなくなってしまっていたようだ。あまりにも日常的、生活の匂いが強すぎてそうは思わなかった。上から見下ろした後に改めて旧市街の味を噛みしめるのもいい。
ただ現在、町の至る所で大工事中~。長い間踏まれていただろうである歪んだ石畳はなくなってしまうんだろうか。観光地化も嫌だけど現代化も寂しい。

キエフも多かったけどこの町はもっと物乞いが多い。特に子供がしつこくお金をせびってくる。外人はお金を持っている、それは分かることだけどどうもあげるまでの気持ちになれない。貧しさと酔い。それが入り交じったような町だった。

オデッサへ。
オデッサは国際都市と言われる。南の黒海からはトルコ、ルーマニア、ブルガリア行きの船が多数出る。夏は海水浴ができることから地元民もやって来る一大観光地でもある。着いた途端、「ここもウクライナ?」と思ってしまったぐらい、あか抜けた新しい町だった。ウクライナは町によって雰囲気が変わる。リヴィウとはえらい差だ。

あまりにも観光地っぽい雰囲気に私はすぐに飽きてしまった。
到着したのが早朝4時。5時になってもまだ暗い。南に来たのを実感した。2km先にある港まで歩き、チケット購入のためベンチで待つこと4時間。睡眠不足だったため、荷物を抱えながらしばしの仮眠。そして購入。ここはやっぱりウクライナに違いはなかった。処理が遅いのだ。なんでこうウクライナはチンタラなんだろうーー?

それから予定通り、ビーチへ行って見た。ビールを飲みながら張り切ってみたが、海は汚い、人でいっぱい。その上、一人じゃつまらない、荷物の管理ができない。という最悪条件から15分くらいで帰った。よ~し、シリアではちゃ~んと遊ぶぞ。

 
リヴィウの旧市街。
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by mayupura | 2006-07-22 00:48 | ヨーロッパ

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