山でのシンパシーと失恋。(恋話!)

ストックカングリで一緒だったヘル。私は彼に恋した。そして破れた。
これは旅のブログであるけど、自分自身にもこれを読んでいる皆さんにも正直でありたい。(この事は旅に大きく影響してる)だから、恥ずかしい話だけど暴露しちゃいます。

私が日本にいた三ヶ月、彼も日本にいた。彼のお兄さんが日本人女性と結婚したから。
同じ時期に似たような場所で桜を見てた。
インドに着いたのはたった数時間の差だった。
そして、同じようにダラムサラへ向かった。
私がレーで病気や観光やダラダラしている間に彼はザンスカール20日間のトレッキングをしてた。
そしてトラベルエージェンシーで初めて会った。彼が言うには、「普段は会社を通してトレッキングをすることはない。なぜか導かれるようにここにやってきた。」最初に言っておくと彼は直感がとても鋭い人だ。

私は最初、一白人としか見てなかった。ただ陽気でおもしろく、まじめな人だなぁとは思ってた。彼は私より4つ下で26歳。若いけど、旅前は会社の社長でもあり、頭もよく、歳の割りにはとっても大人びて見えた。
トレッキング中はひとつのテントに日本人のY君と3人で肩を並べて寝た。自分で言うのもなんだけど、彼は私に好意を持ってくれていて気づくといつも近くに居た。私は白人はこんなもんだろうと思っていたし、20日間のトレッキングで女ッ気ゼロのところから急に隣に女の子がいる!って喜びなんだろう、という程度に考えてた。

b0083405_22223527.jpg頂上を目指す。私はつらい、彼もつらかっただろうけど、なぜかいつも天使のような笑顔。彼はスキーカントリー?をやる人だし、山のオトコだから知識もあるし体力もある。もちろんそうだけど彼はベースキャンプで軽い高山病になってた。たぶん精神的に強いんだろう。その笑顔に尊敬した。
4日目。前の日記に感動したと書いたが、その涙のあと、彼とのシンパシー(みたいなもの)を感じあった。
「本当にきれい」
「美しいー」
感じあったタイミングが一緒だった。お互い笑顔の写真を撮りあった。
私が持っていたMP3で一緒に音楽を楽しんで更に感動を深めた。
本当に妙なんだけど、彼とのこの共感、共振、バイブレーションが完全に一部合体した。
たぶんこの時に私は恋しちゃった。
それからも私は妙で、この気持ちを打ち消そうと地面を強く蹴ったりしてた。
身体は軽く、楽しく、景色は最高にきれいだった。

テントの中でいろんな話をした。
OSHO、瞑想、ヨガから精神世界、夢について。いろいろ。
もちろん違いはあるけど同じようなこと考えてたり、学べる部分を発見したりした。
4つ下だけど4つ上のような気もする不思議なヘルだった。
彼は鼻が妙にいい。私の後ろを歩いていると私の匂いが気になってしょうがないという。私自身「自分の匂い」を知っているけど、彼はそれに好印象を持ってくれていたようで、嬉しい。

レーに戻ると、3人で少しのお酒でディナーを共にした。
また再び深い話をしたり、ふざけあったり、すごくすごく楽しい食事。
その後、カフェに入り、Y君がいない隙に告白(なのかなぁ)をしてくれた。もっと一緒にいたいと。それから私の宿まで送ってくれてまたいろんな話をした。私も自分の好意を伝えた。まだよく分からないけど、私ももっと一緒にいたいと。
ダラムサラでビパッサナの予約をしていたけど、明日彼はラダックのビパッサナへ行くので私は彼に合わせることにした。私がダラムサラで受けるとなると彼とはもう会えない。そして私には時間がある。彼は1ヶ月もしないうちに帰国が決まってる。合わせることには抵抗があったけど、彼とそういう関係になった以上はもう何も考えられなかった。

翌朝、3人で朝食を食べたあとビパッサナの準備をし始めた。トレッキング翌日の本当忙しいスケジュールだ。その合間にふたりで散歩した。すごく幸せ。突然やってきた恋にふたりともビックリなのか、手を繋いで歩いているだけでも過呼吸。ヨーロピアンだけに情熱的だから私も照れてしまう。

そしてビパッサナ。ビパッサナはもちろん喋ってはいけない。人に触れてもいけない。その上、男女別々になる。ご飯も別、壁がある。瞑想するホールでは通路を境に男女分かれるが、暗いので姿はよく見えない。恋に瞑想。両立できるかなぁと不安がよぎる。
ビパッサナ行きを口説かれた時(笑)、彼は言ってた。「瞑想は生活の上にある。だから大丈夫。今ひとりで瞑想に行ったら、逆に君が気になってしょうがない。ふたりで行った方が瞑想が深められる気がする」と。

今考えるととても嬉しく、悲しい恋愛話。
壁があり、距離があっても見つめあった。(本当は禁止)
ホールまでの道(男女別々)を同じペースで歩いた。
夜の講義(先生の話をテープで聴く)の時、顔はよく見えないもののお互いを意識し、見つめあった。
そんなちゃらちゃらとやっている中でもお互い瞑想に入っていってた。そう思う。
ホールでの瞑想の時はさほど彼のことを考えていたわけでもないし、時には彼との距離さえ感じていたりもした。

ビパッサナが終わるとなんか急に変わった。お互いに。
たぶん瞑想によって浮わついたような恋心が下火になったんだろう。
だけど一緒の車に乗り、夜のビパッサナメンバーでの食事会でも隣で、そして宿も一緒。

彼と3日間だけ同じ宿に泊まった。だけど、そのうち2日間は一人の方がマシなぐらい悲しい日々だった。
彼はトレッキングの時に言ってた。haveなのかhadなのか聞き取れなかったけど、彼には2年半会っていない彼女がいる。それは理解してた。でも2年半なんて長すぎるし、彼も彼女とうまくいっていないような話をしていたし、すっかりそんなことを忘れてた。
2日目の夜に言われた。「俺は浮気をしてしまった」と。
自分に嘘つきたくないし、例え彼女に他の彼氏がいようとも(彼女は長期的にロシアの山にいる、ずっとメールさえしていない。)俺は俺でいると。かと言って「忘れられないの?」と聞くと、彼は答えられない。

私は「ふられた!」という思いからどうしようもなく気持ちを正直に話すことができなかった。もう彼には温かいまなざしなど向けることができなかったし、どちらかというと離れていく方向にいた。でも少しはそこにとどまった。もっと彼といようと、話をしようと試みた。
最後の夜は彼にレイキをした。彼はとても気に入ってくれて、それが影響してか、二人の間の溝がいくらか和らいだ。翌日は一日中一緒に町を散策し、仲のいい友達のようになれた。
そして、それから彼は他の瞑想センターへ行ってしまった。
私は彼と過ごした直後にマナリーに帰ってしまおうと思ったけど、とどまり、数日過ごしたあとまた彼と一瞬再会した。でも私は忙しく、どうしたらいいか分からず、最後のあいさつも??なまま彼との最後を終わらせた。

どうしても気分をリフレッシュしたかった。だから前に予定していたザンスカールトレッキングを思い立った。山に癒されよう、浄化しようと思った。
私の選択は間違えていなかった。山を歩く事で少なからず彼を忘れられた。リフレッシュできた。でもそんな簡単には気持ちは消えない。そうですよね?彼の急激な変化に不満を感じ、不信を感じ、そして自分は自分の気持ちを完全に伝え切れなかった不完全燃焼に不満を感じる。でも彼はできることはしてくれた。そう思う。なるべく私といるようにしてくれたし、やさしくしてもくれた。でもそこには恋愛の意識は無かったけど。。。

何人かの友達のあたたかい助言をいただいた。
平和ににっこりいるしかない。
次の人に出会うための別れ。
新しい導きのための別れ。
ありがとう。
今思うのは、失恋はこれから私の人への優しさに変わる。よく歌われているよね、傷ついた分、やさしくなれる、って。
無理矢理忘れることはしない。彼を否定しない。受け入れる。そう誓った。
そしてその反面、しがみつかず、明るくいると心がける。
恋人としてはうまくいかなかったけど、友人として、大切な人(異性とか関係なく)として彼の幸せを祈ろうと。彼はとてもナイーブで、まだ女性に対する接し方がよく分かっていない。あたたかく見守ろうと思う。

これに対するご意見、感想、励ましの声をお待ちしてます!
ちなみにコレ、今年二度目の失恋でござります・・・。
やっぱり今回はひとり旅なんですねぇ!意味アルんですよねぇぇ。
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by mayupura | 2007-08-15 19:39 | インド

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