バングラデシュ国境を越えず

夢のような世界と最悪な世界が交互に繰り返された。

チェンマイからバンコクへ戻る夜行バスに乗り込んだ。
すると、乗務員から1枚のビラを配られる。内容は、
「あなたの荷物、貴重品についてこちら側では保証しない。あらかじめ荷物を自分自身でチェックしておかれることをお勧めする」
と、そんなふざけた内容だった。
タイの夜行バスの悪い噂はよく耳にしていた。バックパック類はたいてい下の荷物置き場にまとめて置かれるのだけど、走行中に一人の乗務員がそこに忍び込み(もしくは最初からそこで待っている)荷物を盗んでいくという。
私はバンコクーチェンマイのバスに何度も乗っているし、その悪い噂は南方面に多いと聞いていたのでそんなに用心はしていなかった。タイはすでに先進国のようであり、「タイで物が盗まれる」という言葉は私の脳みその中からすでに消え去っていた。
バスは珍しく空いていた。全部で10人ほど。空いているので私と彼氏はそれぞれに席をキープし身体を完全に横にして寝ていた。最初のころはビラのこともあってバッグを抱くようにして寝ていたけど、その後は大丈夫だろうという気持ちが動いて、バッグは彼氏と私の間にかけておくだけにした。

バンコクに早朝到着し、早々と宿を決めた。
シャワーを浴びようと荷物を開けているとびっくり。
見た目は最初と一緒なのに、まずバックパックの紐の結び方が違う、、、
え、、っと、荷物の入っている順番が違う。。。。
怪しい!!
まず私の財布(もちろんバスの中に持ち込んでいた)の中の100バーツ札が何枚かと、バックパックの中のポーチの中の100ルピー札。どちらも数えていたわけではないのではっきりした金額は分からないけど、確かにいくらか盗まれてる!
バックパックの中の荷物は私のも彼氏のも同じように一度開けられ見られているけど、なくなっているものはない。私のHDもアクセサリーも何もかも残ってる。ただ証拠に残らないお金だけがいくらかか盗まれていた。
お金は本当に小額。(これで盗難にあったのは3度目。毎回小額で済んでいるのはラッキーだと思う)それ以上にタイという国でバックパック丸ごと開けられ、チェックされたのはショックだった。(そして証拠をなくすために元の姿に戻すという根性も許しがたい。)
本当、気を抜いちゃいけない。3年も旅してる私がタイでお金を盗まれる・・・。

半日バンコクですごし、空港へ向かった。
すると!GMGエアラインズ、ストップオーバーのダッカ行きはその日キャンセルされていた!
すぐにカウンターへ行くと、タイ人の係員は恐れ多く詳しく説明してくれる。
飛行機の一部故障が理由らしいけど、今夜は無料で食事も送迎もホテルも手配してくれるとのこと。私たちは特に急いでないし、まぁ、これはラッキーなのかなと思い快く承諾した。そしてまた翌日はダッカのストップオーバーでタダ飯、宿なのである。
ホテルまではきれいな車で私たち二人だけVIPでホテルまで送迎。
ホテルはアレックスホテルでタイスタイルのきれいでしっかりとしたホテル。エントランスは噴水があり、光できらきら輝いている。
b0083405_22414873.jpg部屋はエクゼクティブ!15階の部屋からはバンコク市内が一望できて、魔法のよう!!
部屋はもちろん綺麗で清潔。バックパッカーの身からしたら最高のライフ!
私らはそこらじゅうのライトを点け、置かれてるシャンプー、石鹸などあさり、冷蔵庫の中をチェックする。日本ではあたり前に感じるホテルも今となっては珍しい宝庫なのだ。彼氏は彼氏でハネムーンだと喜び、私は私で落ち着かずうろうろと歩き回る。
食事もフルコースで素晴らしい。翌朝は11時に!起きたのでブレックファーストは食べれなかったけど素晴らしいランチは食する事ができた。金持ち気分を引きずって、素敵な送迎で再び空港へ向かう。
余談:久しぶりのバスタブに浸かった私のお肌はつるんつるん♪

スムーズに処理を済まし、税関を超え、中で待つ。
・・・するとGMGエアラインは3時間の遅れ!う。さすがにバングラデシュ系エアライン!ビーマンバングラデシュエアラインは最悪な噂をよく聞く。乗るな、という声もある。|GMGが一体何者なのか今でも分からないけど、同レベルであることは確かなようだ。
エアラインカウンターは税関の外なので係員に責めることができないので、ゲート前にいる係員に尋ねる。すると、
「GMGエアライン。I don't know!」
とジョークを飛ばすタイ人。けど、冗談ではない。空港で働いているのにGMGを知らない。よっぽどふざけた会社なんだろう。
それからGMGの係員がやってきて、とりあえずタダ飯となった。こっちから尋ねてようやくのサービスぶりだった。

3時間の遅れだけで飛行機はダッカへ飛びだった。
とりあえず、スチュワーデスはスマイルゼロ。
ダッカ時間で到着はpm11時。そしてホテルまでの送迎を待つ。が、なかなか係員がやって来ない。私はイライラしてきた。
ダッカ空港はあたりまえだけど現地人がうろうろ、ぞろぞろ、ぎゃーぎゃーと騒がしい。バングラデシュについて詳しくない私だけど、想像は簡単だ。
30分ほどしてから現れた係員はスマイルゼロ。そして驚くべきサービスぶりを発揮した。
ホテルも送迎も食事ももちろん無料で提供する。が、しかしバングラデシュVISA20ドルを払わなければ空港の外に出ることは許されないという。
私たちはチケットを買うとき、バンコクの空港のカウンターでこのサービスについては確認してきた。私たちからVISAについては尋ねることはなかったし、係員からもvisaについての説明は一切なかった。ホテルは空港の中にあるんだろうとぐらいでしか考えてなかった。私たちのミスでもあるけど、この対応はなにー?!
ラウンジを使っていいか?と聞けば、お金を払え!という始末だし、とりあえず休むために無料にしてもらった食事をしていると、「食べたくもないのに何で食事をくれとなんか言うのか?!」と怒ってくるし(食事は休みの度に食べていたのでお腹が減ってなかった)。サービスで言えば最悪の対応だ。普通では絶対ありえないと思う。しかも私たちは3日もかけて移動しているのだ!!
そんな時、ネイティブであり男性である彼氏が怒ってくれ対応してくれたのはとてもありがたい。結果はたぶん同じだろうけど、とても心強い。

その夜はvisa代をおしみ、(次のフライトは早朝5時にカウンター集合なので、わざわざホテル往復しなくてもいいだろうと考えたため)空港で明かした。彼氏は外では決して眠れない人なので、私も最初は一緒に起きていたけど途中でもちろん断念。眠ってた。そんなふうに過ごしていた外国人も他に3人。たぶん同じようにvisaのことでもめたんだろう。

GMGエアライン。これから先、永遠に乗ることはないだろう。
少しケチってチケットを買う。これもよそうと思う。
きれいなホテルに宿泊。これはこれで最高だけど、贅沢なことに欲を向けることが決していいことだとは思わない。今は。
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by mayupura | 2007-11-05 16:31 | タイ

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