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アテネはあまり好きになれなかった。

繁華街は豊かで潤っていて、アジアからやって来た私のとっては驚きの連続だ(値段が)。値札を見れば、服30ユーロ~、帽子20ユーロ~、水着なんかだと高いものだと100ユーロを越える。そもそもユーロはだまされ易いの。10ユーロって安いっ!て思ってもよくよく考えてみると1400円だ。騙されちゃいけない。もちろん日本にいれば少しは安く感じる値段なのかもしれないけど、インドやタイなんかと比較してしまった日にはな~んにも買えやしない。
だけどちょっと思った。服など旅に関係ないようなものは常日頃から欲を捨てるようにと心掛けているが、電車に15ユーロ、ホテル一泊に20ユーロ。こういったものには財布を開くのに、こういったファッション系には毛嫌いするかのように避けて通るのはおかしいのではないか??私だってたまにはお洒落したいの!何がそう思わせるかって、ショーウインドウに飾られている最新ファッションでもなく、きれいに着せられたマネキンでもなく、鏡に映る私自身なのだ!インドで服を新調したまま同じ服を着ている、ややボサボサ髪の私。お腹をちょっとセクシーに出している女の子とか見ているとどーしても情けない気持ちになるのだ・・・・。
って言っても結局財布は開けない私なんだけどね。せっかくリゾートしに島に行くのにね、、、水着を持っていないだなんて!笑

って話は戻して、私は初日にしてすぐにアテネを出たくなった。だってここは魅力が少ないんですもん。繁華街はごくフツーだし、遺跡は入場料が高くて入れないし(これは私のせいかっと。)。あと街中はリッチピープルばかりで、私みたいな貧乏気味の観光客は少なく、お洒落して化粧もバッチリしているような団体系ばかりなんですもん。ちょっと寂しい。

でもまあ、遺跡は結構良かったかな。中にこそ入らなかったけど、外を歩いていればいくつかの遺跡が金網越しに見える。いつも遺跡を見る時は、「お金を払う→観る→遺跡はそんなに興味がないからつまらないと思う→お金と労力の無駄だ~と後悔する。」そんなパターンが多かったように思う。よって、「タダで見て、ある程度楽しめたら得した気分になる!」これが今回だ。
セコイ私なのである。


ところで、ギリシア人はとっても親切だ。親切すぎて格好いい!と思っちゃうぐらい。トルコ人みたいに下心はないし、日本人のように恥ずかしがらないし、英語流通率はかなり高い。ギリシアの教育標準の高さを物語っているようだ。
道を尋ねれば、必ず笑顔で素晴らしい発音の英語で答えが帰ってくる。尋ねなければ向こうからやって来ることはないのだけど、でもそれは先進国であることをの証拠だと思う。そう、道端でパン売ってるおじいも商店のパパも皆英語で話す。びっくりだ。今まで訪れた国でこんなに英語が上手な国は他にはあっただろうか(もちろんネイティブの国は抜かす)。
あと思うのはお金にせこくない。私の方が全然せこくって、車でヒッチする時、ホテルに荷物を預ける時、いつも毎回「タダか?」と聞いちゃう私だが、「当たり前だ。」とそんなわけない!と言った表情をされる。お金にシビアなのも必要だけど毎回これが続くと自分自身が恥ずかしくなる。荷物も盗難の心配が少ないので、置きっ放しが可能な時も多い。旅がイージーだ。だけど、一回だけ変なことが起きた。マックでトイレに行っている間にボールペン(安物)が盗まれた。もうインクがなくなりかけていたし全然問題はないけど「なぜに??」・・・ハンバーガー一個で1時間もねばっていた罰なのか?

もうひとつ、別のお話。私はギリシアのガイドブックは持ってない。
スゴイことをしているようだけど、治安が悪くなければさほど問題はないように思える。アテネのホテルもPDAに入ったわずかな情報しかなかったし、地図も持ってなかったけどどうにかなった。アテネ駅到着してから駅にあった地図と睨めっこして、一番の繁華街と思われる地下鉄の駅に降り立った。そこに行ったのは正解だったようで、フラフラ彷徨い歩き、適当に聞きにいったホテルでドミがあるホテルを紹介してもらえた。距離も近かったしラッキーだ。ガイドブックがあったに越したことはないけど、たまにはないという状況を楽しんでもいいかもしれない。苦労するけど、自分の足で動いているんだなぁって実感できる。

話はさらに変わり、アテネの街を歩いている時に
「フィリピンか?マレーシアか?」
と言われた。
以前も東南アジアで言われたことがあったが、再びである。色が黒いときはどうしてもそう見えるらしい。冬を越え、だいぶ肌も白くなってはいたけど、最近の強い日差しの影響で私の肌は小麦色。別にフィリピンでもいいけど、この色はあなたの国、ギリシアでなったものだぞ~!

フェリーは地下鉄で最後まで行ったところの港から乗れる。あの有名な白い壁の島にはここから行けるのだ。
アテネの図書館へ行き、どこがいいか?探しをしていたので行き先は決まっていた。パーティー島でもあるミコノス島だ。サントリーニ島が夜発朝着の便があるとは聞いていたので、当然ミコノス島もあるだろうと考えていたのだけど甘かった。どこに聞いてもない、ない、ない。なかったらいいや、サントリーニ島に行こうと決めてもいたので素直にそれに従った。アテネにいてもしょうがないしね。

船はけっこ~な豪華客船だ。船はでかいけど、まだシーズンに入っていないのでスカスカだ。デッキ席なので適当なベンチをゲットして一息。この前のテッサロニキ朝まで駅待機事件といっていい、最近は適当に夜を過ごすことが増えた。ヨーロッパに来て物価が上がった上でのことだ。そういえばチケットを買う時に数軒の代理店を回ったけど、どこの誰も私が詳細を言う前にデッキ席の値段を言って来た。船は個室やら室内席など数種類あるのに、当然デッキだろう?と思われているのはちょっとシャクだな・・・。※デッキ席率は低かった・・・

夜は思ったより風が強くて寒かった。冬仕立てのフリースを着、寝袋に入っても寒いぐらいだ。最近はめっきり暑くってこんなに着込んだのは本当久しぶりだ。夏だからって上着は捨てちゃぁいけませんね~。
朝になり、太陽が出てくると一気に暖かくなってきた。私は到着間際に目が覚めた。寒い夜は度々起きてしまってたけど、朝方からは爆睡していたようだ。気が付いたら寝袋なんかに入って寝ているのは私一人だけだった。私も強くなったなぁ・・・。

■アテネ info

・地下鉄1回 0.8euroぐらい ※町は歩きもしくは地下鉄、トラムを使えばだいたいの場所は行ける。意外に小さい街。
・インターネット 2euro~/1H
by mayupura | 2006-05-26 22:38 | ヨーロッパ

せかい旅をした時の記録と河口湖にあるカフェとリラクゼーションサロンの話など日常を綴る。


by mayupura
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