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椰子の木いっぱい。ケララ。

また南インドにやってきた。

デリー、コルカタ、バンコク、チェンマイ、チェンナイ、マハーバリプラム。
どこも前回来たところで、飽き飽き!
インドももうすでに半年ぐらいいるから、インド人にもターリーにもチャパティも飽きた。
時は11月。もうこのあたりはベストシーズンに入っているところもあるけど、まだまだ暑い。
ひさしぶりの旅を楽しもう!と思っていたけど、イライラしてしまうとき、早く次の土地へ行きたいと自分を急かすとき。私はやっぱり旅のし過ぎなんじゃないかと思う。

椰子の木いっぱい。ケララ。_b0083405_23411585.jpgマハーバリプラム


マハーバリプラムから列車で西へ進み、ダイレクトにケララ州に入った。
西海岸に入ったときから、風景は変わる。
ココナッツツリー(椰子の木)、ココナッツツリー(椰子の木)、ココナッツツリー(椰子の木)!!
そこは本当にココナッツリーいっぱいだった!
リゾート、トロピカル。そんな言葉が適切な表現かな。

椰子の木いっぱい。ケララ。_b0083405_23133393.jpg旅は飽き飽きだったけど、ケララに来て一気に回復。すてき、すばらしい。
まず、トリヴァンドラムというメインシティへ来た。といっても、町の中にはココナッツツリーもあるし、のどかで静かな町だ。大学と本屋ばかりを集めた町と言ってもいい。あとはアーユルヴェーダ大学や、アーユルヴェーダの専門店がたくさんある。フツーの薬局もあるけど、それよりもハーブやオイルを専門にしたお店の方が多い。たぶん、お腹が痛くなったらケミカルじゃなくてアーユルヴェーダのお店にいって、
「○○ハーブ、もしくは△△オイルはあるかな?ちゃんと有効期限も見てね。」
なんて言うに違いない。
私も本場!って喜び勇み、オイルを3本購入。おかげで私の荷物は20KG近くなってる!!


椰子の木いっぱい。ケララ。_b0083405_2364854.jpgバックウォーター。
私たちはこの言葉をリアルにするためにケララにやってきたに違いない。
コーラムからアレッピーの間を船でクルージング!8時間だけどたったの300Rs。
長すぎるといえば長すぎるけど、椰子の木の間をゆっくりと船がすすむのは気持ちがいい。景色はいろんな変化に富む。田舎町が両サイドに広がる。椰子の木しか見えない時。川がすごく広がってまるで湖の上にいるような時。夕陽で全体が茜色に輝き、椰子の木が映える時。

まったく私は何度もバリ島を思い出してしまう。
そっくりではないんだけど似てる。着いた時もバリ島を思い出した。一度来てるかのような錯覚に陥った。バリ島に比べるとバナナの木を減らし、椰子の木を高く、増やしたよう。バリ島よりもっとダイナミック!だけど、いろんな国を見てきた私が最後に辿り着く場所は「最初から好きだった場所」なんだろうなぁ。と思う。
ケララはいい所だけどちょっと物価が高いし、ツーリスティックすぎるのかもしれない。

椰子の木いっぱい。ケララ。_b0083405_23351321.jpgコーラムも少々滞在。
ポルトガル造りの建物と中国スタイルのフィッシングネットが印象的な町だ。
いろんなインドの町があるけど、ここはここでとても個性的で印象深い。古いヨーロッパの町に迷いこんだと思ったら、しつこい売り子のインド人がいる。白い肌を露出した白人観光客がいる。そんなところかな。


移動が続き、大変なことも多かったけど、逆に思い出したことも多い。
「注意。旅、TOO MUCH」
もうさすがにいろんなところを見たし、特にインド歴は長い。
新しい場所も前回来た場所も後悔こそはしないけど、もう単発的な旅はほどほどに、っと改めて思い知らされた。インドはでかいし、計画も計画とおりには進まない。
インド人は嫌いじゃない。でも嫌いになってしまうときがある。そんなときはもちろん自分に余裕がないときだ。インドは汚いと思う、それを思うのは街から街へ移動している余裕のない時。ターリーは飽きた、パンはもう嫌だと思うときも余裕のない時だ。長い目でひとつの土地を見つめれば人も食べ物もそんな悪いことはないはずだ。

そんなことを書いているのは、今、理想の土地にいるから。
今はゴルカーナ。ナイスな宿でのんびり旅の疲れを癒してる。

by mayupura | 2007-11-24 19:14 | インド

せかい旅をした時の記録と河口湖にあるカフェとリラクゼーションサロンの話など日常を綴る。


by mayupura
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